心の健康

【リラックスしたい】臨床心理士が実践する方法10選

Mio
こんにちは、Mioです。

ストレス社会と言われるほど、ストレスが蔓延する世の中。

せめてリラックスする時間が欲しい。でもどうやったらリラックスできるか分からない

と悩む人も少なくありません。

メンタルヘルスの観点からも、心や体をリラックスさせる機会を日常的に持つことはとても重要なことです。

そこで今回は、臨床心理士・公認心理師で心の専門家である私が実際に行っている、おすすめのリラックス法をご紹介します。

 

リラックスには2タイプある

そもそも、ひとえにリラックスといっても、リラックスさせたいのが心なのか体なのか、考えたことはありますか?

考え方としては、疲れを感じているのが(ストレスを感じているのが)心なのか体なのか、ということです。

自分の心と体の健康に向き合う意味でも、
今感じている疲れは心なのか体なのか
リラックスしたいのは心なのか体なのか
という意識を持つのはとても大切なことです。

ここ詳しくみてみましょう。

心のリラックス

心のリラックスとは、疲れた心を癒すもの、考えるとわかりやすいです。

心の疲れは主に

やる気が起きない
いつもなら平気な言葉が聞き流せない
イライラする
悲しくなる
わけもなくみじめな気持ちになる
不安になる
寂しくなる
妙な焦燥感がある

などの気持ちや思考の変化としてあらわれることが多いです。

この場合、体は元気なのに気持ちの面でダメージを受けており、リラックスするにも心に焦点を置く必要があります

 

体のリラックス

体のリラックスとは、疲れた体を癒すもの、と考えてみましょう。

体の疲れは主に

肩こりを感じる
ふくらはぎがパンパン
頭が痛い
夏バテのような食欲のなさがある(※心が疲れているときにもあります)
風邪気味
体が冷える
疲れる

といった体の変化として感じられるものが多いです。

この場合は体がストレスを感じている状態なので、体のリラックスに焦点を置く必要があります

 

注意すること

ただし注意していただきたいのが、心の疲れと体の疲れは、全く別々のものというわけではなく、心と体が影響しあってどちらの疲れとしても感じられることだってあります。

心の専門家でもある私でも、時には

最近肩が凝ってしょうがないから体をリラックスさせようと思ってマッサージに行ったけど、なんだかしっくりこなかった。なので今度は気分転換も兼ねて映画を見に行ったら、いつの間にか肩こりが気にならなくなっていた。

なんてこともあります。

ですので、心の疲れだと思って心のリラックスを試したけどしっくりこなかった、という場合には試しに体のリラックス法をやってみてもいいかもしれません。

それでは次は具体的に、私が実践しているリラックス法をご紹介します。

 

心のリラックス法

心をリラックスさせる時、私は主に五感を心地よくすることを意識しています。

ハーブティー・アロマオイル

ハーブティーやアロマオイルは、嗅覚に働きかけて心のリラックスを促します。

香りによって様々な効能がありますので、効能によって自分によさそうな香りを選んでもいいですし、実際にお店に言って香りをかいでみて心地よいと思った香りを使っても良いと思います。

私の場合は

ハーブティーはレモングラスやルイボスティー
アロマオイルではティーツリーやローズマリー

が最近のお気に入りです。

季節やその時の気分などによってお気に入りの香りをコロコロ変えながら楽しんでいます。

 

小旅行

コロナ禍では全く旅行らしい旅行はできなかったのですが、心のリラックスのためにちょっとした旅行に行くこともあります。

五感でいうなれば、景色を「目」で楽しみ、普段を違う音を「耳」で聴き、ご当地の料理に「舌」鼓を打つ、といったところでしょうか。旅行先によっては「触覚」や「嗅覚」でも楽しめるのが旅行の醍醐味です。

あまり遠方だと私の場合は計画を立てるのに疲れてしまうので、ネットでちょっと調べてから日帰りで行ける程度の距離の場所へ行くことを心のリラックス法としてやっています。

帰宅すると、体は疲れているのですが、どこかすっきりとした気持ちになれます。

 

散歩・ヨガ

小旅行よりももっと気軽で、かつ費用もほとんどかからないのが散歩やヨガです。

特に休日の、天気のいい午前中に散歩が出来れば最高です(が、実際は西日を浴びながら夕方散歩することが多いです)。
他にも、昼食を外で食べるときにあえて遠回りして少し歩く、ということもしています。

ヨガについては天候や時間などに影響されることがないので、基本的には毎日、寝る前に数十分(早い時には10分くらい)行っています。

最近ではオンラインで受け放題のオンラインヨガ教室や、Youtubeで無料の動画などもありますので、自宅でヨガをするハードルがかなり低くなっているのでありがたいです

 

映画・音楽

映画は目と耳で、音楽は耳からリラックスを促します

リラックス目的だからといって、わざわざ聞きなれないクラシックやヒーリングミュージックを聞く必要はありません。
学生時代によく聞いていたミュージシャンや、流行りの曲でもいいのです

映画も、その時の気分でアクションでもホラーでも大丈夫です。わざわざ意識的にヒューマンドラマや「全米が泣いた」系の映画を選ぶ必要はありません(それを見たい気分なら大歓迎ですが)。

ちなみに私は、誰もいない部屋で高校時代に好きだったバンドの音楽をかけながら一人で踊っています(誰にも見せられない光景です)。

 

信頼できる人と話す

人と話すことがストレス軽減やリラックスに繋がることは科学的にも証明されています。

ただ、相手は選んだ方が良いです。

だだし、

こういう人はNG

・やたらダメ出ししてくる人
・求めてないのにアドバイスしてくる人
・マウントをとろうとしてくる人
・こちらが話しているのにそこから無理矢理自分の話題にもっていく人(私はそういう人を会話泥棒と呼んでいます)

こういう人と話をすると、リラックスどころかモヤモヤが増えるだけなのでおすすめしません。

一緒に話していて心地さを感じる人や、元々価値観が合う友人がおすすめです。

そういう人が身近にいないという場合には、話を聞く専門家(心の専門家/臨床心理士・公認心理師など)と話をすることをおすすめします。最近だと【ココナラ】というアプリで心の専門家がカウンセリングではなく「ただ話を聞く」というサービスを提供していたりするので、そういうのを利用するのも手です。

 

体のリラックス法

体をリラックスさせる時は、私は身体にとって良いことかどうか、という視点を意識しています。

睡眠

解決しようのない、日常でよくある程度の「ちょっと嫌なこと」があった時には私はいつもより早く寝ます。

何となく不調な時、疲れを感じるとき、やる気が起きないとき、

とにかく何となく体が本調子ではないとき、そんな日は私は真っ先に寝ます。
ウダウダ起きて時間をつぶさず、スパッと寝室に行きます。

そうすると案外次の日には調子が戻っていたりします。

 

食事

美味しいものを食べるのも私にとってはリラックスの一つです。

いつもよりちょっと良いお惣菜(私はちょっといいフルーツのことが多いです)を買ってきて、綺麗にお皿に盛り付けて目でも楽しみます。
そして、テレビやスマホを見る「ながら食べ」はやめて、食事に集中してゆ~っくり食べます。

普段よりもちょっと贅沢な食事の一時を楽しみます。

 

マッサージ

特にお風呂上りにマッサージを行うことが多いです。

その日に酷使した首肩、手、ふくらはぎに足の裏、ゆっくりもんでいきます。マッサージ用のアイテムを使うこともあります。

リラックスを体が求めているときは、かなり体が凝り固まっていることが多いです。

テレビを見ながらでもできるので、かなり気軽にやっています。

 

ヨガ・ストレッチ

上記のマッサージと似ているのですが、私の場合、ヨガやストレッチは動画を見ながらやっています。

動画と同じように一通り行うと、体がすっきり、心もすっきりしていることが多いです。

特に私は首肩が凝りやすいので、ヨガのポーズをとると首肩からメリメリと筋膜がリリースされる音?がすることがあります。最初はびっくりしたのですが、ヨガの後に明らかに首肩回りが柔らかくなっていて、時には見た目にもすっきりしているのが分かるので、ヨガは特に私のお気に入りリラックス法です。

 

入浴・温泉・サウナ

一言でいうなれば、ととのいます

近場の温泉やサウナ、岩盤浴なども利用します。

特に何も用事のない休日で、かつ誰とも会いたくないけれども家にはいたくない、そんなわがままな気分の時によく利用します。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

こうやってまとめてみると、心身のリラックス法というのは沢山あることが分かります。

まだ自分に合ったリラックス法が見つからない、極力お金や労力をかけずにできるリラックス法をやってみたい、という時にはぜひ試してみてください。

 

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