おすすめ本

愛着障害について知りたい おすすめ本6選

大人になって人間関係や恋愛に難しさを感じることで

私は愛着障害かもしれない


と感じる方も増えてきています。

心の専門家としてカウンセリングをする立場の人にとっても、愛着障害とは何なのか大人になってからの回復にはどういったものがあるのか、といった知識は最低限必要です。

そこで今回は愛着障害に関するおすすめの書籍をご紹介します。

それは”愛着障害”のせいかもしれません。

本の内容

序章 愛着障害があなたの人生を蝕む
第1章 こんな親が子どもを愛着障害にする
第2章 愛着障害が「自己肯定感」を傷つける
第3章 愛着障害が「人間関係」をダメにする
第4章 愛着障害は世代間で「連鎖」する
第5章 愛着障害を克服する方法① 「安全基地」となってくれる人を見つける
第6章 愛着障害を克服する方法② 自分の中に「安全基地」を作る
第7章 愛着障害を克服する方法③ 誰かの「安全基地」になる
第8章 愛着障害を克服する方法④ 「生きる意味」を見出す
おわりに

本の特長

作者自身がれまでに3000人以上の悩める愛着障害の方を救ってきたという経歴の凄さもさることながら、「愛着再形成療法」となずけられた愛着障害のための治療法がとても分かりやすく説明されています。

愛着障害の基礎知識を学んだうえで、「じゃあこれからどうすればいいの?」を分かりやすい言葉で温かく解説していて、愛着障害の方へ優しく寄り添う著者の姿勢を感じられる本です。

愛着障害克服に向けて、まずは一人で取り組んでみたい、という方に特におすすめです。

愛着障害は治りますか?

本の内容

第1部 愛着障害を知る
第2部 愛着関係を育て直す
第3部 愛着障害に手遅れはない
第4部 なぜ愛着障害を治すべきか―これからの時代を生きるために

本の特長

臨床心理士である著者と編集者の対話形式で話が進んでいく、少し珍しい形の本です。二人の話を聞きながら愛着障害への理解を深めることができ、あまり小難しい本は苦手という方でも馴染みやすいです。

また、愛着障害克服のために、体にアプローチしていく方法が書かれており、つい気持ちや思考ばかりに目が行ってしまう治療者も新鮮な気づきを得られます。

愛着障害で悩んでいる人、大切な人が愛着障害で支えたいと思ている人、愛着障害の治療に携わる人、にぜひ読んでいただきたい一冊です。

愛着障害は何歳からでも必ず修復できる

本の内容

第1章 愛着障害と聞いてどんなこどもを想像しますか?
第2章 「愛着障害」の特徴
第3章 「愛着障害」と「発達障害」を識別する
第4章 愛着障害への支援法としての愛着修復プログラム
第5章 効果的な支援のために

本の特長

愛着障害と発達障害が併存しているパターンの解説がとにかくわかりやすい。
愛着障害に関する誤解を解消するにもうってつけの本です。

また、愛着障害を抱えている方(子どもも含む)への具体的な関わり方が解説されているので、愛着障害の支援に携わっている人におすすめです。

愛着障害

本の内容

第1章 愛着障害と愛着スタイル
第2章 愛着障害が生まれる要因と背景
第3章 愛着障害の特性と病理
第4章 愛着スタイルと見分ける
第5章 愛着スタイルと対人関係、仕事、愛情
第6章 愛着障害の克服
愛着スタイル診断テスト

本の特長

愛着障害に関する書籍としてロングセラーとなっているので、書店で見かけたことがある、という方もいるかと思います。
愛着障害の特徴を解説するために過去の偉人たちを例に挙げているのがとても面白い、事例から愛着障害を理解できる一冊です。

愛着障害の克服

本の内容

第1章 なぜ、愛着なのか
第2章 「医学モデル」から「愛着モデル」へ
第3章 愛着の発見と、愛着理論の展開
第4章 症状を治すのではなく、愛着を改善する
第5章 安全基地の条件
第6章 愛着タイプに応じた対処
第7章 愛着障害の克服
おわりに 人を救えない医学

本の特長

愛着障害を克服するために必要な考え方、視点、姿勢についても書かれている、支援者にとっては知っておいて損はない(というよりぜひ知っておいてほしい)知識が満載されています。

愛着障害のタイプ別の対処法も事例を交えながら紹介されており、とても丁寧に愛着障害への克服法(克服プロセス)を知ることができます。

愛着障害支援者はぜひ手に取ってみてください。

回避性愛着障害

本の内容

第1章 新たな「種」の誕生!?
第2章 回避性愛着と養育要因
第3章 社会の脱愛着化と回避型―近代化、過密化、情報化がもたらしたもの
第4章 回避型の愛情と性生活
第5章 回避型の職業生活と人生
第6章 回避の克服
第7章 愛着を修復する
愛着スタイル診断テスト

本の特長

愛着障害のなかでも、回避性の愛着障害について丸々一冊かけて解説されています。

現代の少子化や晩婚化の原因を愛着障害の観点から説明しており、社会的な視点から回避性愛着障害の理解や克服の重要性を説いています。

普段の生活の中で生き辛さを感じている人、身近な人が愛着障害かもしれないと感じている人にもおすすめです。

まとめ

以上が、私のおすすめする愛着障害に関する書籍です。

最近では愛着障害という言葉が広がり、自分自身で「私は愛着障害かもしれない」と思われる方や、愛着障害を克服して幸せな人生を送ろうとされている方と多く出会います。

上記の本が、愛着障害の理解や克服の参考になれば幸いです。

-おすすめ本
-,