快眠は、日中の快適さにもつながります。
気持ちよく眠れなかった翌日のパフォーマンスが良くないことは、これまでの経験でご存じの人も多いはず。
1日の約4~3分の1にあたる睡眠が快適であることは、私たちの生活にとってとても重要です。
そこで今回は、心身共に健康な毎日を過ごすために臨床心理士・公認心理師である私が愛用している快眠グッズをご紹介します。
あなたの快眠のヒントになれば幸いです。
アロマオイル
脳が心地よいと感じる香りには、副交感神経を優位にして心身をリラックスさせる効果があります。
そして、アロマオイルは古くから人々を心地よい香りで癒すツールとして親しまれています。
快眠におすすめのアロマオイルの香りはラベンダーです。
ラベンダーの香りには高いリラックス効果があると様々な研究でも実証されているので、もしもラベンダーのアロマオイルの香りをかいでみて不快な感じさえなければ、最初にラベンダーの香りで入眠してみてください。
また、最近では、ありがたいことに睡眠に特化した様々な香りをブレンドしたアロマオイルもありますので、自分に合ったアロマオイルを見つける楽しさもあります。
快眠のためのアロマオイルの使い方としては
ディフューザー:空気中にアロマの香りを拡散させる
アロマキャンドル※必ず火を消してから就寝して下さい:炎の揺らぎも合わせてリラックス効果倍増
アロマピロー:枕に香りを軽く吹き付けて、就寝中も香りを楽しめる
といった方法がありますので、自分に合った方法を取り入れてみてください。
ハーブティー
ハーブティーもまた、心地よい香りで快眠へと誘ってくれます。
さらに、温かいハーブティーを飲むことで血行が良くなり体が温まります。そしてその温まった体から熱が放散されることで体が睡眠モードになるため、快眠にとって一石二鳥のアイテムなのです。
ハーブティーには基本的にカフェインが含まれていないので、夜や眠る直前にも楽しむことができます。また、睡眠中に失われる水分を事前に補給できるという意味でも、ハーブティーはおすすめです。
こちらもまた、睡眠に特化したハーブティーがありますので、その日の気分で楽しんでみてください。
枕
快眠のためには、頭が蒸れない通気性の良い枕が良いということが複数の研究で明らかになっています。
枕の高さや硬さはその人の体格や寝る姿勢(仰向けが多いか横向きが多いか)などによって変わってくるので、「この枕がいい」という絶対の正解はないのですが、もしも今
自分の好みの枕が分からないけど少なくともこの枕じゃ快眠できない!
と思っているなら、ぜひそば殻の枕を試してみてください。通気性の良さでいうと、そば殻の枕は断トツです(ですが、蕎麦アレルギーの方は絶対に使用しないでください!)。
間接照明
快眠のためには、夜間の照明にもポイントがあります。
夕暮れ時、少なくとも日が暮れた夜には部屋の照明をやや薄暗いくらいの明るさに変えます。色も、日中は白色でもいいのですが、快眠のためには夜はオレンジなどの暖色の色にしましょう。
ですので、暖色系の間接照明が快眠にはとても丁度いいのです。
間接照明を使うことで脳が昼間の明るさから夜の薄暗さに変わったことに気づくことができ、「もうそろそろ寝る時間か」と睡眠モードに切り替わっていくことができるのです。
そして、できるだけ就寝時はその間接照明も消して暗い中で眠りにつきます(暗闇が怖い人はつけたままでOK)。
音楽
一般的に、4000ヘルツ以上の高周波音の入った音楽が快眠に良いと言われています。また、単調なリズムや音の入った音楽も入眠に最適です。
例えば
小鳥の鳴き声
川のせせらぎ
快眠用に作られたヒーリングミュージック
ゆったりしたテンポのクラシック(モーツァルトやドヴォルザークなど)
などが快眠にはおすすめです。
意識して「聴こう」と思わなくても大丈夫です。
就寝時に耳障りにならない程度のやや小さめの音量で何となくかけているだけでいいのです。
まとめ
以下がだっだでしょうか。
日中の質の高いパフォーマンスのため、心の健康のため、ぜひ夜は快眠を意識してみてください。
快眠したい、という気持ちに、今回ご紹介したグッズがお役に立てれば幸いです。