ここ最近、なんだか調子がおかしい。
気分が上がらない・・・ これってメンタル不調かも・・・
そうお悩みのあなた、実はメンタル不調には3つのサインがあります。
職場でのサイン
プライベートでのサイン
体のサイン
この記事では、この3つのサインを詳しく解説したうえで、メンタル不調の対処法をお教えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
職場でのサイン
先ほどお伝えした3つのサインのうち、一番気が付きやすいのはこの 職場でのサイン です。
というのも、職場の場合は同僚や上申に指摘されたり、実際に仕事に支障が出てることがあるので、結果的に客観的にメンタル不調に気づかされる機会が比較的多いのです。
職場でのサインには、以下のようなものがあります。
ミスが増える
例えば、
仕事が期限に間に合わなくなってきた
文字やデータ入力などに間違いが増える
報・連・相 がうまくいかなくなる
(話の聞き間違い、意味の取り間違い、連絡忘れ、といったコミュニケーションの部分にひずみが生じる)
こういった問題が増えてきたという場合には、メンタル不調が隠れているかもしれません。
メンタルが不調になると、注意散漫になったり、これまでと同じ熱量で仕事をすることが難しくなってくるので、上記のようなミスが増えてきます。
(元々多い、という場合には別の問題が潜んでいる可能性がります)
ミスが増えている場合は上司や同僚から指摘されることが特に多いので、もしも指摘される頻度が増えていると感じたら、メンタル不調への対策をするタイミングだと思ってください。
やる気・モチベーションが下がっている(なくなった)
生産性が落ちたのか、いつもなら定時には終わる仕事が一向に終わらない
という場合もメンタル不調を疑ってみてください。
いつもやる気満々で高いモチベーションを維持しながら仕事をする必要はありませんが(それはそれで気力が持ちません)、
ある程度のやる気やモチベーションは仕事を続けていくうえで必要な要素の一つです。
それが下がってきた、なくなってきた、最早無い、
ということはメンタルが黄色信号を出しているサインといえます。
こちらも、時に周囲から指摘されることがありますので、「やる気がなくなってきてないか?」といったことを言われるようになったら要注意です。
集中できない
周囲の雑音が気になる
近くの人の会話が気になる
いくつかのタスクの優先順位が決められず中途半端に手を付けたタスクが増える
というのもまた、メンタル不調のサインの一つです。
メンタル不調は集中力の低下を招きます。
周りの音がやたら耳障りに聞こえたり、いくつもの仕事をさばききれずにパニックになりそうなときには要注意。
いつもなら集中して取り組めている状況でつい気がそぞろになるという場合にはメンタル不調になっていないか気を付けてください。
プライベートでのサイン
プライベートでもメンタル不調に気が付くためのサインがあります。
これからご説明するサインは、場合によってはついつい人前では取りつくろってしまって、誰にも気が付いてもらえないことも結構ありますので、自分自身でそういった変化がないか気にかけていくことをおすすめします。
気持ちが落ち込む・急に悲しくなる
自分でも「こんなことで」と思うようなことで気持ちが落ち込んだり、
部屋で一人で過ごしているだけで悲しくなってきたり・・・。
必要以上にネガティブな気持ちになってしまって自分でも戸惑うようなことがあったら、メンタルのバランスが崩れている可能性があります。
また、人と話をしていて、自分でもそこまで悲しい話をしているつもりがなかったのに泣いてしまった、という時にはメンタルは赤信号だと考えてください。
イライラする
悲しい気持ちだけでなく、怒りの気落ちや苛立ちも、普段より頻度や程度が強くなっているならメンタルの不調と考えられます。
今までだったら聞き流せていた言葉に過剰に反応してしまったり、
怒りを抑えられなくて口喧嘩に発展してしまったり。
普段なったらそこまでしないのに、物に当たって投げたり蹴ったりしてしまった、という時にもメンタル不調を疑いましょう。
人と会うのが億劫
メンタルが不調の時は、人と会うのが億劫になります。
というのも、人と会うというのは結構なエネルギーを使うからです。
メンタルが不調の時は、心が極力刺激を受けないように、省エネモードになろうとします。そこで人と会うという心のエネルギーを使う行動を避けようとするのです。
人間関係がうまくいかない
上記の人と会うのが億劫、というサインと重なる部分があるのですが、メンタルが不調の時は人間関係がうまくいかなくなることが少なくありません。
といいうのも、円滑なコミュニケーションをとるには相手の気持ちを汲み取って話をしたり、場の空気を読んだり、なるべく明るく振舞ったりといった、「疲れる」ことをする必要があるからです。
普段ならそういったことをわざわざ意識しなくてもできるという人でも、メンタルが不調の時には円滑ねコミュニケーションにまわすエネルギーが足りなくなるため、人間関係でトラブルになることがあるのです。
食事が美味しくない
メンタルが不調だと、いつもなら美味しく食べれているものが大して美味しく感じなくなることがります。
また、反対に普段なら美味しいと思わないジャンクフードが無性に食べたくなる、という場合もあります。
どちらにしろ、つい乱れた食生活になってしまったり、食欲の低下につながって人によっては「やつれたね」と心配されることも。
体のサイン
メンタル不調のサインが体に出る人もいます。メンタル不調が体に出やすい方というのは、
自分のメンタルは強いと思っている
精神的な問題はただの気の問題だと思っている
自分がメンタル不調になることはないと思っている
メンタル不調を恥ずかしいことだと思っている
と普段考えがちの方です。
心当たりはありませんか?
体のサインを詳しくお話しますね。
眠れない・朝起きられない
メンタルが不調になってくると、いつも通りの生活パターンをしているのに睡眠に問題が出てくることがあります。
例えば、
寝つきが悪い
夜中に何度も起きる
朝早くに目が覚める
すっきり起きれない
目は覚めたけど体を起こすのが億劫
日中やたら眠たい
といった形で表れてきます。この場合、この後お伝えするメンタル不調の対処法とあわせて睡眠への対策もとることをおすすめします。
睡眠の質の向上について詳しい記事はこちら↓です。ご参考にどうぞ。
-
睡眠の参考に心理士がおすすめする 夜にするべき快眠法5選
日々の生活を健全な精神で乗り切るために重要なのものの一つに、睡眠があります。 あなたも、快眠できているかどうかによって翌日のパフォーマンスが変わることは、普段の生活の中で体験済みなのではないでしょうか ...
続きを見る
-
睡眠の参考に心理士が実践 良質な睡眠をとるためにしていること10選
Mio こんにちは、Mioです。 寝つきが悪い 夜中に目が覚めてそこから寝られない 寝てるのに疲れが取れない そう悩むことって、ありますよね。 寝よう寝よう、と思えば思うほど眠れなくなったり、 翌日の ...
続きを見る
-
睡眠の参考に心理士愛用 眠りの質を高めるおすすめ快眠グッズ5選
Mio こんにちは、Mioです。 快眠は、日中の快適さにもつながります。 気持ちよく眠れなかった翌日のパフォーマンスが良くないことは、これまでの経験でご存じの人も多いはず。 1日の約4~3分の1にあた ...
続きを見る
だるい
一日中だるい
朝起きるときが特にだるさを感じる
という時にはメンタル不調の可能性があります。
だるいとは具体的に
体が重たい
体が思うように動かない感じがする
何か行動をするのが億劫
という状態のことです。
頭痛や肩こりが気になる
今まで頭痛や肩こりに悩まされることはほとんどなかったのに最近やたら気になる、という時にはメンタル不調を疑ってみても良いかもしれません。
ただ、頭痛なら脳神経外科、肩こりなら整形外科や内科、といったメンタル以外の、体の方に問題がないのかを病院受診で確認していることが前提です。
メンタルの問題だと思ってメンタルケアにばかり意識を向けていたばかりに脳や体に起きていた身体的な問題に気が付かなった、ということの無いように気を付けましょう。
歯が痛い
こちらも、上記と同様に、先に歯科を受診してみて、何も問題がないと言われて痛みの原因が不明の時はメンタルの不調を疑ってみてください。
心の痛みが歯の痛みとして現れることがあります。また、メンタル不調の元になっているストレスから歯を食いしばり、結果として顎関節症などになる、というパターンもあります。
メンタル不調時の対処法
人生の中で一度もメンタルに不調を感じないという人はなかなかいません。
しかし、このメンタルの不調に気づいてできるだけ早く対処をすることで、メンタル不調の悪化を防ぎ、ひいては心の病気をできるだけ予防することはとても大切です。
そこで、メンタル不調時の対処法についてもご説明します。
心の専門家(臨床心理士・公認心理師)に話す
メンタル不調のサインに気が付いたら、まずは心の専門家(臨床心理士・公認心理師)に話をしてみてください。
話せ、と言われても何を話せばいいのか分からない
ご心配無用。相手は話を聞くプロです。何を話していいのか分からないけどとりあえず連絡してみた、という方の相手を数えきれないほどしています。
最初はぎこちなく始まるかもしれませんが、流れに身を任せるつもりで臨んで大丈夫です。
話したってなんの解決にもならない
そう思われる方も少なくありません。確かに話すだけでは変わらない問題もあります。
ですが、心の専門家に話をすると
現実や問題の【見方】が変わる
これまで気が付かなかった発見がある
1人では見つけられなかった答えがみつかる
意識していなかった部分がはっきり輪郭を持ってくる
話を聞いてくれる人がいるという安心感
漠然としていた状況が整理される
等といった可能性があり、一人では得にくいメリットが沢山あります。
カウンセリングルームやメンタルクリニックに足を運ぶのも良いですが、敷居が高い、そこまでするほどじゃない、という時にはオンラインで気軽に心の専門家(臨床心理士・公認心理師)と話せるサービスが沢山ありますのでそちらを利用することをおすすめします。
ちなみにオンラインのサービスで私がコスパやサービスの内容から良いなと思うのが、
ココナラ
Reme
です。(※宣伝・PRではありません。)
休む
メンタルの不調も、体の不調と同様に休息が必要です。
休息の取り方は人それぞれですが、できれば
丸一日、一切予定を入れない
「なにもしない」をする ※だけど、本当にしたいことはしていい
という休息をおすすめします。
少し前にあった働き方改革のおかげで、最近毛は有給休暇が以前よりも取りやすくなったこともありますので、ぜひお休みは積極的に取りましょう。
・・・余談ですが、特に繁忙期でもないのに慢性的に有給休暇が取りにくい職場はひょっとしたらその職場自体がメンタル不調を招く体質の職場かもしれませんのでお気を付けください。
気分転換する
気分転換には様々な方法がありますが、私は
リラックスする時間を作る
旅行に行く
という2点をおすすめします。
どちらも詳しく書いた記事がありますので、参考にしてみてください。
-
リラックスする時間を作る【リラックスしたい】臨床心理士が実践する方法10選
Mio こんにちは、Mioです。 ストレス社会と言われるほど、ストレスが蔓延する世の中。 せめてリラックスする時間が欲しい。でもどうやったらリラックスできるか分からない と悩む人も少なくありません。 ...
続きを見る
-
旅行に行く旅行のススメ 気持ちが落ち込んだら旅行に行け
Mio こんにちは、Mioです。 あなたは、気持ちが落ち込んでいるときにどう過ごしていますか? 家でじっとしている なるべく人と会わない 表面的には普段通りに生活している 自分の気持ちの落ち込みを見て ...
続きを見る
まとめ
いかがだってでしょうか。
人生の中で一度もメンタルが不調にならない人など私はいないと思っています。
大切なのは、自分自身のメンタルの不調にいち早く気づいて対処ができるよう、サインを見逃さないことです。
今回お紹介したメンタル不調のサインをみてみて、ぜひご自身や大切な人のメンタルケアに役立ててみてください。